日本/子どもの貧困問題解決(公開日:2025.06.25)
子どもの貧困と子どもの権利に関する授業を中学・高校で実施
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの権利の視点から子どもの貧困問題を解決することの必要性を伝えるために、デジタルコンテンツを活用し、高校や大学で授業を行っています。その一環として、2024年12月から2025年3月にかけて、埼玉県川口市にある武南中学・高校において、中学1年生から高校2年生、183人を対象に授業を行いました。
授業では、まずセーブ・ザ・チルドレンを紹介したのち、子どもの権利とは、子どもの貧困とは何かを考えてみました。
子どもの権利について、子どもたちからは「聞いたことがない」「大人に制限されている」などの声があがりました。
また、子どもの貧困についても「海外の貧困と何が違うのだろう」「日本での子どもの貧困はどんな感じだろう」といった疑問も出ました。
セーブ・ザ・チルドレンからは、子どもの権利はどこで生まれ育ってもすべての子どもにあるものであり、貧困はそうした子どもの権利すべてを否定するものであることを伝えました。
後半はセーブ・ザ・チルドレンと工学院大学が共同開発したデジタルコンテンツをタブレットで体験しました。
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デジタルコンテンツ「「あなたのミカタ!権利がワカルと世界がカワル」とは?
デジタルコンテンツは、主に中高生世代が、登場人物の立場に立ちながら子どもの権利と子どもの貧困について知り、学べる、ロールプレイング型のデジタルコンテンツです(体験はこちらから)。2022年の開発以来、2025年5月までに約1万人が体験しています。
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授業では、まずセーブ・ザ・チルドレンを紹介したのち、子どもの権利とは、子どもの貧困とは何かを考えてみました。
子どもの権利について、子どもたちからは「聞いたことがない」「大人に制限されている」などの声があがりました。
また、子どもの貧困についても「海外の貧困と何が違うのだろう」「日本での子どもの貧困はどんな感じだろう」といった疑問も出ました。
セーブ・ザ・チルドレンからは、子どもの権利はどこで生まれ育ってもすべての子どもにあるものであり、貧困はそうした子どもの権利すべてを否定するものであることを伝えました。
後半はセーブ・ザ・チルドレンと工学院大学が共同開発したデジタルコンテンツをタブレットで体験しました。
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デジタルコンテンツ「「あなたのミカタ!権利がワカルと世界がカワル」とは?
デジタルコンテンツは、主に中高生世代が、登場人物の立場に立ちながら子どもの権利と子どもの貧困について知り、学べる、ロールプレイング型のデジタルコンテンツです(体験はこちらから)。2022年の開発以来、2025年5月までに約1万人が体験しています。
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子どもたちからは、
「デジタルコンテンツを通して子どもの権利や子どもの貧困についてよく理解することができた」
「世界には絶対的貧困という生きていくのも大変な人々もいるけれど、日本にも相対的貧困という、同じくらい辛い人々もいて、その人たちがどうやったら幸せに暮らしていけるか考えることも大切だと思った」
「今貧困でない人たちも貧困の問題から目を背けずに考えなければいけない」
「コンテンツの中で、主人公に寄り添わない選択肢を選ぶとすぐ物語が終わってしまうのが驚いた」
といった声が寄せられました。
日本には、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」があり、国と地方自治体が人権教育や人権啓発に関する施策を実施する責務が定められています。
しかし、セーブ・ザ・チルドレンが2022年に実施した小学校〜高校の教員へのアンケートでは、子どもの権利について内容までよく知っている教員は2割程度でした。
また、学校で子どもの権利教育を実施する際に、教員が感じている課題としては、「適切な教材がない」(35.7%)、「教員が多忙で子どもの権利について授業を実施する準備ができない」(32.1%)といったものがあがりました。
教員が子どもの権利について理解し、子どもの貧困問題を含むさまざまな権利侵害について知ることは重要です。しかし、子どもたちに人権について伝えるために、教員が使える教材の普及は十分とは言えません。
セーブ・ザ・チルドレンは、今後もデジタルコンテンツを活用し、子どもの権利と子どもの貧困について学ぶ機会を広げていきたいと考えています。
セーブ・ザ・チルドレンでは、デジタルコンテンツを活用した「子どもの権利」「子どもの貧困問題」に関する授業のご相談を受け付けています。授業をご希望の方は、ぜひお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国内事業部 子どもの貧困問題解決 社会啓発担当
Email: [email protected]
TEL:03-6859-0398
(報告 国内事業部 鳥塚)
「デジタルコンテンツを通して子どもの権利や子どもの貧困についてよく理解することができた」
「世界には絶対的貧困という生きていくのも大変な人々もいるけれど、日本にも相対的貧困という、同じくらい辛い人々もいて、その人たちがどうやったら幸せに暮らしていけるか考えることも大切だと思った」
「今貧困でない人たちも貧困の問題から目を背けずに考えなければいけない」
「コンテンツの中で、主人公に寄り添わない選択肢を選ぶとすぐ物語が終わってしまうのが驚いた」
といった声が寄せられました。
日本には、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」があり、国と地方自治体が人権教育や人権啓発に関する施策を実施する責務が定められています。
しかし、セーブ・ザ・チルドレンが2022年に実施した小学校〜高校の教員へのアンケートでは、子どもの権利について内容までよく知っている教員は2割程度でした。
また、学校で子どもの権利教育を実施する際に、教員が感じている課題としては、「適切な教材がない」(35.7%)、「教員が多忙で子どもの権利について授業を実施する準備ができない」(32.1%)といったものがあがりました。
教員が子どもの権利について理解し、子どもの貧困問題を含むさまざまな権利侵害について知ることは重要です。しかし、子どもたちに人権について伝えるために、教員が使える教材の普及は十分とは言えません。
セーブ・ザ・チルドレンは、今後もデジタルコンテンツを活用し、子どもの権利と子どもの貧困について学ぶ機会を広げていきたいと考えています。
セーブ・ザ・チルドレンでは、デジタルコンテンツを活用した「子どもの権利」「子どもの貧困問題」に関する授業のご相談を受け付けています。授業をご希望の方は、ぜひお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
国内事業部 子どもの貧困問題解決 社会啓発担当
Email: [email protected]
TEL:03-6859-0398
(報告 国内事業部 鳥塚)